EDT・EDPの違い

香水の基本

EDT・EDPなど、香水の種類の違いって何?初心者向けにわかりやすく解説

2026.08.08

この記事でわかること

香水のボトルに書かれた「EDT」「EDP」「EDC」という文字、なんとなくスルーしていませんか?

この記事では、それぞれの違いと特徴、シーン別の使い分けを初心者の方にもわかりやすく解説します。はじめての一本を選ぶときのヒントにもなりますよ。

「気に入った香水を買おうと思ったら、同じ名前でEDTとEDPの2種類があって迷ってしまった」——そんな経験はありませんか?

香水のボトルには必ずといっていいほど「EDT」や「EDP」という表記があります。これは香りの濃度を表す略語で、同じ香りでも種類によって印象や持ち時間が変わります。

知っておくと香水選びがぐっとスムーズになるので、ぜひ覚えておいてくださいね。

EDP・EDT・EDCって何の略?

それぞれフランス語の略称です。

  • EDP:Eau de Parfum(オードパルファム)
  • EDT:Eau de Toilette(オードトワレ)
  • EDC:Eau de Cologne(オーデコロン)

「Eau(オー)」はフランス語で「水」の意味。つまり「香りの水」というニュアンスです。違いは香料の濃度で、濃いほど香りが強く長持ちします。

ちなみに最も濃度が高いのは「Parfum(パルファム)」。香料濃度20〜30%で、少量でも長時間しっかり香ります。高級香水に多い種類です。

それぞれの特徴と持続時間

EDP(オードパルファム):しっかり香って長持ち

香料濃度は15〜20%。香りが濃くて持続時間も長く、1プッシュでも十分に楽しめます。特別な日や秋冬のシーズン、夜のお出かけなどに向いています。

代表的なEDPにはクロエ オードパルファムゲラン モン ゲランがあります。どちらも朝つけて夕方まで香りが続くタイプなので、EDPの「濃さ」を実感しやすい一本です。

EDT(オードトワレ):ほどよい香りで使いやすい

香料濃度は5〜15%。EDPより軽めで、普段使いに最も向いています。オールシーズン活躍する汎用性の高さが魅力。香水入門としても人気の種類です。

ロクシタン ヴェルヴェーヌD&G ライトブルーマーク ジェイコブス デイジーあたりがEDTの代表格。軽やかで場所を選ばないので、最初の一本としても選びやすい種類です。

EDC(オーデコロン):軽くてさっぱり、気分転換に

香料濃度は3〜5%。とても軽い香りで、夏や暑い季節、リフレッシュしたいときにぴったり。持続時間は短めですが、その分つけ直しを楽しめます。

持続時間の目安:EDP(5〜7時間)、EDT(3〜5時間)、EDC(1〜2時間)。ただし体質や気温によっても変わります。持続時間についてさらに詳しくは「香水の持続時間はどれくらい?」をご覧ください。

シーン別の使い分け

  • 職場・日常使い:EDT がおすすめ。ほどよい香りで周りへの配慮もしやすい。
  • デート・特別な日:EDP で存在感のある香りを。
  • 夏・スポーツ後・気分転換:EDC のさっぱり感が活躍。
  • 秋冬・夜のお出かけ:EDP の深みのある香りが季節にマッチ。

「同じ香水を季節で使い分けたい」という方は、夏はEDT・冬はEDPというように種類を変えるのも楽しい方法です。

同じ香水でもEDTとEDPで印象が変わる?

実は、同じ香水ブランドの同じ名前でも、EDTとEDPでは香りの構成が少し異なることがあります。単純に濃度が違うだけでなく、使われている香料の配合が調整されているケースも。

例えば、EDTはさっぱりとしたトップノートが際立ち、EDPはウッディやムスクなどのベースノートが深く出やすい、といった違いがあります。

レビューを参考にするときは、どの種類(EDTかEDPか)のレビューなのかも確認してみて。同じ香水でも印象が違う場合があります。

はじめての一本にはどれがおすすめ?

香水をはじめて買う方には、EDTかEDPがおすすめです。

EDTは価格が比較的手頃で、種類も豊富。日常使いしやすいので「まず香水に慣れたい」という方にぴったりです。

EDPは少し価格が上がりますが、香りがしっかり続くので「一日中香りを楽しみたい」「特別感がほしい」という方に向いています。

EDCはとても軽いので、香水が苦手な方や初めて香りをつける方の入門としても◎。ただし持続時間が短いので、長時間のお出かけには物足りないかもしれません。

とはいえ、いきなりフルサイズを買うのは勇気がいりますよね。最近は同じ香水でも数mlの小さいサイズが売られていることが多いので、ミニボトル・お試しサイズから始めると失敗が少ないです。EDTとEDPの両方を小さく買って、自分に合うのはどちらか試してみるのもおすすめです。

ひと目でわかる比較表

迷ったときに、ここだけ見れば選べるようにまとめました。

種類濃度持続向いている場面
パルファム20〜30%7時間以上特別な日。少量で長く香る
EDP15〜20%5〜7時間デート、秋冬、夜のお出かけ
EDT5〜15%3〜5時間職場、普段使い、一年中
EDC3〜5%1〜2時間夏、運動のあと、気分転換

迷ったらEDTを選んでおけば、まず大きく外しません。使ってみて「もっと長く香ってほしい」と思ったら、次はEDPへ。この順番がいちばん失敗しにくいです。

EDT・EDPのよくある質問

「オードパルファン」と「オードパルファム」は違うもの?

同じものです。フランス語の「Eau de Parfum」をカタカナにしたときの表記ゆれで、ブランドによって書き方が違うだけ。中身に違いはありません。

EDPのほうが値段は高いですか?

同じ香水のEDTとEDPを比べると、たいていEDPのほうが高めです。香料を多く使っているためです。

ただし1回に使う量はEDPのほうが少なくて済むので、1本を使い切るまでの期間は長くなります。値段の差ほど割高にはなりません。

EDPを薄くつければ、EDTと同じになりますか?

近づきますが、同じにはなりません。濃度だけでなく香料の配合そのものが違うことが多いためです。

EDTは軽やかなトップノートが立ちやすく、EDPはベースノートが深く出る作りになっていることがあります。「薄いEDP」と「EDT」は、別の香りだと思ってください。

結局どっちを買えばいいですか?

使う場面で決めるのがいちばん簡単です。

  • 平日に、職場でも使いたい → EDT
  • 休日や夜に、しっかり香らせたい → EDP
  • どちらも気になる → ミニサイズで両方試す

同じ名前の香水でも印象が変わるので、小さいサイズで飲み比べならぬ「嗅ぎ比べ」をしてみると、自分の好みがはっきりします。

まとめ

  • EDP・EDT・EDCは、香料の濃度や持続時間の違いを表しています。
  • 普段使いならEDT、長く香りを楽しみたいならEDP、気軽に楽しむならEDCがおすすめです。
  • 同じ香水でも種類によって印象が変わることがあるので、購入前に確認すると失敗しにくくなります。

香水は、「どれが一番いいか」を選ぶものではなく、「今の自分に合うもの」を選ぶもの。仕事の日、休日、季節や気分。その日の自分に合わせて香りを選べるようになると、香水はもっと身近で楽しい存在になります。

まずは気になった香りを、EDTとEDPでぜひ試し比べてみてください。同じ名前なのに違う表情を見せてくれる、その発見も香水の楽しさのひとつですよ。